ピルの服用と脳卒中のリスク

頭を抱えている女性のイラスト

ピルとは女性向けの避妊薬のことです。
元々はアメリカで開発された避妊薬ですが、現在では日本を含む世界中で使用されています。
ピルは経口避妊薬ですから口から摂取するだけで妊娠を回避できる便利な薬です。
女性の体内で分泌される女性ホルモンの働きを利用した避妊薬になっています。
ピルを飲むことでホルモンが分泌されなくなり、通常通りに排卵が起こらなくなるのです。
排卵を抑制することで精子と結び付かなくなり受精しなくなります。
また、受精卵が着床しなくなったり精子を入れないように子宮内の粘液の質が変わるといった働きを促します。

妊娠を望まない時はピルを使用した方が安心です。
子供が欲しいと思っている時に妊娠すれば良いですが、そうでない時に妊娠してしまったら中絶しなければならなくなるでしょう。
そのような事態を避けるためにも有効な薬と言えます。

ただ、ピルを服用することにはメリットだけでなく心配な面もあるのです。
継続的にピルを服用していると、いくつかの副作用が起こることが報告されています。
体重が増えたり血管が詰まりやすくなるという副作用がありますが、中でも心配な副作用が脳卒中です。
ピルを使用することで脳卒中にかかるリスクが二倍に増えるとされているのです。

脳卒中は脳梗塞、脳出血、くも膜下出血に分類されますが、脳の血管に異常が起こることで発症する病気です。
脳の細胞が壊死するため生命の危機にさらされることもある危険な病気ですが、現在では生活習慣病の一種として位置づけられています。
女性の場合は月経がある間は血管が詰まったり脳卒中にかかるリスクはほとんどありません。
しかし、閉経が近づく頃になると脳卒中のリスクが上がってくるためピルの使用は避けた方が良いでしょう。